まずはじめにご紹介するのは、JR四国が運行するアンパンマン列車。現在は 5 列車 21 車両あります。
全国に観光列車は数多くあれど、人気キャラクターのアンパンマンが至るところに デザインされた列車が走っているのは四国だけ。 原作者であるやなせたかし先生は、高知県ご出身です。
限られた本数しか走っていないため、もし偶然見かけられたらラッキーです。 もちろん乗っても、お子さんや大人も思わずテンションが上がることまちがいなし。
乗る前からワクワク!瀬戸大橋アンパンマントロッコ
その名の通り、本州と四国を結ぶ、瀬戸大橋を渡るトロッコ列車です。瀬戸内海の島々をイメージした青基調のデザインで、シートがある牽引車と、開放感あふれるトロッコ車両の 2 両で編成されています。
ホームに停車している列車を見つけると、歓声をあげるこどもたち。アンパンマンとなかまたちがあちこちに描かれた列車外観は、見るだけでワクワクさせてくれます。乗り込む前は、写真撮影タイム。列車と我が子をフレーム内に収めるため、親御さんは必死です。
乗車駅からはじめに乗り込むのは、向かい合ったベンチシートとテーブルがある牽引車。列車外観からの期待感そのままに、車内の隅々までアンパンマンとなかまたちがデザインされています。
ベンチシートには、ピースしているアンパンマンとばいきんまん。一般的なシートに付いている、倒すタイプのものより広いテーブルは、お弁当や飲み物を置くのに便利です。座席横にはそれぞれカーテンが付いていて、開けていると気付きませんが、閉じてみると、座席ごとに違ったなかまたちが登場するなど、遊び心もいっぱい。
また、シート横側の木目模様の中には、アンパンマンたちの顔が隠れています。これはあまり知られていないので、見つけたらぜひ自慢してください。
他にも、予約したお弁当を受け取ったり、アンパンマングッズを購入できる売店や、授乳やオムツ替えが出来る多目的ルームもあり、小さなお子さん連れでも安心して楽しめます。
瀬戸内海の風を肌で感じる!
岡山駅方面からの乗車なら児島駅で、高松駅方面からの乗車であれば坂出駅で、牽引車からいよいよトロッコ車両に移動します。
琴平駅方面からは乗車駅からトロッコ車両に乗ることが出来ます。
瀬戸大橋アンパンマントロッコの魅力が全開になるのは、何と言っても瀬戸大橋を渡っているとき。
トロッコ車両へ続く扉を開けた瞬間、全身に感じる風。普段吹いている風とはまた違った力強さは、走行中の列車ならではです。
最大の特徴は、窓がないこと。列車の左右には青い空と青い海が広がり、ぽっかりぽっかり浮かぶ島々が見えます。
遮るものがないので、風も景色もダイレクトに味わうことができ、瀬戸内海の美しさを堪能できます。
トロッコの車内には、アンパンマンとなかまたちの人形があしらわれた木製ベンチシートが並んでいて、まるで公園のような可愛らしさ。
景色を楽しむ以外にも、アンパンマンと一緒に記念写真が撮れるフォトコーナーがあったり、足元がガラスになっている床からは海面が見え、こどもたちは大興奮。仕掛けがあるコーナーでも、葉っぱをめくって隠れているなかまたちを探したり、アンパンマン号の中を覗けたり。全部楽しむには乗車時間が足りないくらいかも知れません。
これを読んでくださっている貴方が、いつか瀬戸大橋アンパンマントロッコに乗るときは、どうかお天気に恵まれますよう。
こども向けと侮るなかれ。大人でも十分に楽しめるアンパンマン列車。今回は瀬戸大橋アンパンマントロッコをご紹介しました。
画像提供:JR四国
©️やなせたかし/フレーベル館・TMS・NTV
瀬戸大橋アンパンマントロッコに乗るには?
瀬戸大橋アンパンマントロッコは、岡山県の「岡山駅」から出る「高松駅行き」「琴平駅行き」、香川県の「高松駅」「琴平駅」から出る「岡山駅行き」があります。寒い時期は運休しているので、ご注意ください。
【岡山~琴平】
大人 2,370円
子供 1,680円
【岡山~高松】
大人 2,550円
子供 1,770円
●瀬戸大橋アンパンマントロッコの運行日についてはこちら
https://www.jr-eki.com/aptrain/naani/torokko_seto/train.html
●瀬戸大橋アンパンマントロッコの予約についてはこちら
https://www.jr-eki.com/aptrain/naani/torokko_seto/guide.html
●動画で見るアンパンマン列車!JR四国公式アンパンマン列車チャンネルはこちら
https://www.youtube.com/@AnpanmanTrain
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