- 今回の紹介者
- 職業／鞄作家・デザイナー
大近 美香
Mika Ochika
高知県出身。子供の頃から絵を描いたり物を作ったりすることが好きで、美術学部がある大学を卒業後、印刷関係の仕事でものづくりについて学ぶ。結婚後、西条市に移住してから縫製の世界に触れる機会があり、同時期に珈琲豆の麻袋に出会う。麻袋をリユースして作った鞄を販売したところ評判を呼び、その後、ガーナ製の布、帆布など、様々な生地を使うことで作る鞄のバリエーションを増やし、キーケースなどの雑貨も制作。また、店舗ロゴや商品パッケージのデザイン、イラストも手掛ける。その中で、より一からものづくりをしたいと思うようになり、自分で生地を染めるところからに挑戦。草木染めや、友人の鉄工房で出た端材を再利用して作った培養液を用いた鉄媒染など、表現の幅を広げている。いずれも人柄が表れているような、丁寧で優しい雰囲気の作品が魅力。
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四国中央市の「まなべ商店」です。生産者さんが大切に作った無農薬の野菜や添加物が入っていない調味料など、ここに行けば四国中のこだわりの美味しいものに出会えます。店主さんも素敵な方です。しまなみ海道もいいですね。サイクリングしながら島々を巡って景色を楽しめます。有名なパワースポットもあって、大三島の大山祇神社の奥の院にある大木生樹の御門（いききのごもん）は空洞になった幹の根元をくぐれるんです。神社の近くには「大漁」というお店があって、新鮮なお魚料理が美味しいです。伯方島には、「ドルフィンファームしまなみ」というところがあって、イルカと泳げたり、グランピングも出来ます。大島の「結乃屋MITSUBACHI」という旅館も素敵です。目の前が海で、マジックアワーの景色は最高です。旬の時期には、とても美味しいしらす丼が食べられます。
高知の四万十川です。水が本当に深くて濃い「碧」なんです。小さい頃は当たり前にいつも見ている景色だったんですが、西条に移住してから帰省した時、久し振りに四万十川を見ると、改めてキレイだと思いました。子供の時は、泳いで川を横断したり。今思えば贅沢ですよね。実は娘の名前も、四万十川の色をイメージした「碧」から取っています。
西条市の「くらしとごはん リクル」です。出汁にこだわった料理を出すお店で、ランチだと、お肉、お魚、がんもどきの3つの中から選べるんですが、中でも“がんもどき”がとても美味しいです。店主さんが栄養士の資格をお持ちで、おからのドーナツなど体にやさしいスイーツもあります。実は西条市は「若者世代が住みたいまち1位」(株式会社宝島社「田舎暮らしの本」2022年2月号)に選ばれ今注目されています。また、リクルの店主さんも移住して来られている方で、移住のサポートもされているそうです。
高知県の東山です。にんじん芋というお芋で作られる干し芋なんですけど、小さい頃、農閑期に祖母が茹でてスライスしたお芋を田んぼの横に並べて干してたんですね。それを、兄と一緒によく食べていました。さつまいもとはまた違うねっとりした食感で、甘くて美味しいです。今は自宅で作る人が少くなってしまいましたが、田舎の味と言えばこれです。
東温市の滑川渓谷です。小さな子を連れてでも気軽に往復出来るので、娘が小さい頃にもよく連れて行っていました。川の中を歩いたり、水量がある時は滝くぐりが出来たり、途中でハシゴを登ったりするアドベンチャー的な所もありますが、遊歩道もちゃんとあるので安心です。龍の腹と呼ばれている地層も面白いんですよ。忙しくて呼吸が浅くなった時、リセットしに行くんです。深呼吸が出来ますし、自分を整理整頓出来ます。山の中で色々な植物を眺めていると、つい時間が経つのを忘れてしまいます。
人との距離と自然との距離がとても近いです。高知から愛媛に来て、日々の暮らしにしても制作活動にしても、こうして過ごせているのは人が優しいおかげです。山や海も近くて、すぐ行けますし。それと、四国は美味しいものがたくさんあります。高知は魚が美味しくて、愛媛は果物が美味しいです。その果物にしても、愛媛はみかん、高知は文旦、徳島はすだちと被らないんですよね。四国四県それぞれに美味しいものや良さがあるのが魅力かなと思います。住んでいる私たちより、来たことのない人の方が、そういう魅力を見つけるのが上手かも知れません。
困ったら四国へ!何かをリセットしたかったりしたら、四国に来たらどうにかなるよって。受け入れる器が大きいとい うか、困っていることがあったら助けてくれる人がきっと現れると思います。
製造元：ひまわり乳業
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東山
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