jimoto eyes

四国を面白くしている「人」の中にある魅力的な四国。四国を面白くしている「人」の中にある魅力的な四国。

FacebookTwitterLine
今回の紹介者
職業/アート系映画館支配人

橋本 達也 Tatsuya Hashimoto

ミニシアター【シネマルナティック】を運営する。メジャー配給映画以外の映画を中心に上映するアート系・単館系の映画館としては愛媛県松山市でただ一つ。上映作品が多いだけでなく、自主映画のコンペや、イベント上映を行うなど、ここでしか見れない映画も多く、根強いファンが集う。イタリアンシェフの青江氏とともに、劇中に登場する料理の再現料理をふるまうイベント上映を開催したり、サイレント映画に生演奏を合わせたりなど面白いと思うことはどんどん取り入れる。シネマルナティックは1994 年、百数十万の自己資金にて立ち上げた。上映機材がデジタルに変わっていく過程など、続けるにあたり何度も壁にぶち当たるが、その度に「やめるな」との声を多数もらい、周囲の協力を得て現在に至る。今後の目標は「ただ、ここを続けて行くこと。」



地元のおすすめスポット聞いてみました地元のおすすめスポット聞いてみました

観光で四国に来る大事な友人に、あなたがお勧めしたい場所は?

松山でいうとやっぱり道後温泉や松山城などがありますが、珍しがってもらえるのは、時々映画とかにも取り上げられる「三津の渡し」(渡し船)でしょうか。私も全然知らなかったのですが、大学生だった頃あの辺りでアルバイトしていた時にたまたま教えてもらって、交通機関として利用しました。市民の足として松山市が運営しているので、無料で利用することができます。

「三津の渡し」
今まで見た中で、一番美しい四国の風景は?

瀬戸風峠です。私が行ったのはその辺りがまだあまり整備されていない頃で相当昔ですが、通りがかった際、「こんな場所があるのか」と感動しました。松山平野を一望できます。

瀬戸風峠
県外から来た友人に紹介したいオススメの美味しいお店は?

よく紹介しているお店は「さかな工房 丸万」さんという和食屋さんです。その日仕入れた魚が並べてあって、大将のおまかせでお造りだったり、焼いたりして出してもらいます。お客様を連れて行くにはもってこいで、(映画関連の)ゲスト、スタッフさん、監督さんがいらっしゃった際にはよくここに案内しています。毎年映画イベントの打ち上げ会場として利用していて、参加者にも大好評です。「孤独のグルメ」に取り上げられたお店で、県外のお客さんも多いです。

「さかな工房 丸万」
あなたにとっての地元のソウルフードは?

子供の頃から食べているのは「アサヒ」の鍋焼きうどんですね。松山の鍋焼きうどんは「ことり」派、「アサヒ」派とありますが、私が子供の時に最初に連れて行ってもらったのが「アサヒ」だったんです。母親が「アサヒ」派だったのでそうなったと思うんですけど。(笑) 違いは、こってりしていて味が濃いのが「アサヒ」ですかね。女性は「ことり」が好きという方が多いみたいですね。昔、私の子供時代はそんなに外食することがなかったのですが、親に連れて行ってもらったことが思い出に残っています。今でもよく行っていますよ。実はうちの常連さんに「アサヒ」で働かれている方がいるので、うち(シネマルナティック)のチラシとかも貼ってもらったりしています。

「鍋焼きうどん アサヒ」
おすすめのパワースポットは?

私は映画を見るのが好きだからこの映画館の仕事をしていますので、一番のパワースポットは自分の映画館「シネマルナティック」ですかね。上映後にも自分の好きな映画をブルーレイだったり配信だったりそのまま自分のスクリーンにかけて見たりしてます。プライベートシアターとしては極上です。(笑)

「シネマルナティック」
四国の魅力とは?

海がある、山がある、で、食べ物が美味しい。あと、住みやすいってのが一番。のんびりしていて、自分のペースで生きられるってところが私の性に合っていると思ってます。地元の言葉で「よもだ」(※いい加減や無責任などの意味)とか言いますけど、「よもだ」でもなんとか生きられるなぁって(笑)

最後に、四国を訪れる友人(旅行者)へ一言

ゆっくりした時間を楽しんでもらえたらなぁって思います。そこそこ田舎なので、都会にない時間の流れを楽しんでもらえたらなぁって思います。