- 今回の紹介者
- 職業/陶芸家
久米 直子
Naoko Kume
九米窯(きゅうべいよう)の窯主。窯名の「九」は、修行した石川県の九谷焼にちなんだもの。ものづくりが好きで、且つ人と環境の自然な共生や微生物に関心があったこともあり、身近な天然素材である“土”を生かすことが出来る陶芸の道に。神奈川県出身で、石川県の窯元での修行後、三重県で独立。結婚後ご主人の地元である愛媛県へ移住し土地を探した際に、栗の木や広い畑がある土地と出会い、畑作りや微生物の働きを利用した堆肥づくりにも取り組む。三児の母、陶芸家、野良仕事という二足ならぬ三足の草鞋で、日々奮闘中。家族や環境を慈しむ自然体な眼差しは、作風にそのまま現れている。作品作りで大切にしているのは、素材に感謝し使い切ることと、使ううちに変化する風合いを楽しめるような愛着が湧くものを作ること。
石鎚クライミングパークSAIJOです。初級教室に参加したのがきっかけでクライミングクラブに入会して、それ以来家族で週に2、3回通っています。クライミングは、丈夫な体や諦めない心を養い、自分で考える力も付くので、家族を成長させてくれます。初心者コースやレンタルシューズもありますし、初めての方でも楽しめると思います。
丸亀市の猪熊弦一郎美術館も大好きです。子育てをしていると日々めまぐるしくてなかなかこういう場所に行けないのですが、たまたま一番下の息子と2人になる機会があったので列車旅で行きました。息子も、大きな絵がたくさんある空間が新鮮だったようでイキイキしていたんです。帰って来て(猪熊画伯の絵を)真似っこして描いていました。笑。何をしに行くわけではないのですが、温泉に入るような気持ちというか、心がホッとほぐれて気持ちいいなと思える場所です。
西条市の加茂川河口にある干潟から見る夕暮れ時の景色です。毎年秋になるとハゼを釣りに干潟に行くんです。海とも川とも違う干潟の空気は心地よくて、特に夕焼けの日はゆったりと優しい雰囲気になり、来る度にうっとりして時間を忘れてしまいます。出身が関東なので、瀬戸内海の凪いだ波を見た時は、同じ海でもこんなに違うんだと思いました。干潟にはカニやヤドカリなどの小さな生き物がたくさんいて、観察していると癒されます。釣ったハゼを天ぷらにして食べるのも楽しみです。
西条市の旬彩串ダイニングつづみさんは、子供からお年寄りまで楽しめるメニューがたくさんあって、気軽に家族で外食を楽しめます。串揚げ屋さんですが、コースで地魚のお刺身なども食べられます。ヴィルナタールさんも地元産の野菜や魚にこだわっていて、煮物にするような魚を華麗にフレンチに変身させたりと驚きがあります。エスプレッソとフォカッチャもおすすめです。愚禿山さんは、美味しい無農薬の種ありぶどう狩りが楽しめます。種ありぶどうへの愛に溢れた個性的な園主さんがたくさん説明してくれて面白いですよ。ユロさんは西条市から松山市へ移転されたんですが、近くへ行く時は必ず寄ります。天然酵母の香りが豊かで、滋味を感じる美味しさです。営業されている曜日が限られるのですが、丸亀市の菓子屋キノシタさんというフランス菓子のお店は我が家で獲れた栗を使って下さっていて、世界観があってとても丁寧なお菓子を作られています。
コノシロの酢締めです。義父が地元の海で釣った魚を届けてくれるんです。他の魚は南蛮漬けなどにしますが、コノシロだけは迷わず酢締めにします。あまり出回っていないと思うのですが、マルベリー(桑の実)も美味しいです。自宅で獲れたマルベリーの実を旬彩串ダイニングつづみさんに届けています。お店で期間限定の「桑の実レモンスカッシュ」(※Q3写真上段右)として飲めますよ。愛媛は柑橘が豊富ですが、生のダイダイもとっても美味しいです。絞った果汁をお醤油に入れて生ポン酢にしたり。最高です。
西条市の鞍瀬渓谷です。川に降りる道が分かりづらいですが、奥の方がオススメです。遊歩道的なものはなく、大きな岩や伸びやかな樹々、鳥や魚の姿も見られて、自然のままであまり手をつけられていない場所です。岩登りしたり、川で泳いだり、気の赴くままに過ごせば、とてもリフレッシュできると思います。車でもアクセスしやすいですよ。
「静」と「動」、どちらもオススメです。「静」:心にじんわり染み渡るような景色や空気を全部吸い込んで体に取り入れたら、きっと明日への活力になると思います。「動」:アクティビティなどをアグレッシブに楽しめば、心も体もスッキリ軽くなって、最高に気持ち良いと思います。穏やかな気候も魅力です。
絶対に「来て良かった!」と思えるので、来てみてください!
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- Q3 /
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コノシロの酢締め、マルベリー、ダイダイ
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