- 今回の紹介者
- 職業/森の案内人
森 治彦
Haruhiko Mori
1972年東京都世田谷区生まれ。滑床(なめとこ)渓谷の目の前にあるロッジ型の宿泊施設「森の国 水際のロッジ」を運営している。滑床渓谷へ来る前は屋久島のホテルで働いていたが、そちらがひと段落した後「森の国 水際のロッジ」の業務を任される事となり、夫婦二人で移住。数多くの資格を持ち気象予報士でもある森さんは、その知識や実力を活かし、ホテル業を営みつつツリークライミングのイベントを開催したり、ナイトツアーを行いお客さんと一緒に夜の森を散歩したり、アクティビティマネージャー“森の案内人”として幅広く、訪れた方が森の中で遊んで楽しむためのお手伝いをしている。
「滑床渓谷はまだあまり知られていない分、素敵な環境が残されています。今後も大きく観光地化するのではなく、ゆっくりしたい時に、おしゃれな宿に泊まって美味しい食事ができるひっそりとした秘密基地みたいな場所にしたい。そしてこの豊かな自然にどっぷりと浸かって楽しんで欲しいです。滑床渓谷は山深いというイメージがありますが、実は思った以上に海にも近いんです。これからは何か山と海との関わりも繋げられれば楽しいと思う。」と期待を込めて語る。
■ 森の国 水際のロッジ [ 公式サイト ]
やはりここ、滑床渓谷に是非来ていただきたいです。実は国立公園の中なんですが、ある程度人の手が入っていてすごく優しい自然に囲まれています。人が集ったり、子供も遊びに行ける様な優しさが特徴だと思うのでおすすめです。
色々とあるので結構悩みますが…。最近、山の上から見た宇和海に沈む陽の夕焼けを見た時にすごく感動しました。たくさん島があって、養殖のイカダがあって、とてもキレイでしたね。山の上からだけでなく、普通に車で走っている時にも美しい景色が見えたりしますよ。
この水際のロッジ1階に併設されているピッツェリア「SELVAGGIO(セルバッジオ)」です。東京都の石神井に「PIZZERIA GTALIA DA FILIPPO(ピッツェリア ジターリア ダ フィリッポ)」というお店があって、そこのオーナーシェフがナポリピッツァの世界大会で優勝したりしているのですが、このセルバッジオはそこの完全監修で本格的に石窯造りからこだわったお店です。
お店を任されているシェフも、こちらの環境に魅せられて東京から移住された方なんです。地元の素材をふんだんに使用したピッツァはムチャクチャ美味しいです。
宇和島市内の「菊屋」さんのチャンポンが好きなんですよ。出汁がカラダに染みるような、すごく優しい味なんです。まるで宇和島の優しさが詰まっている感じがします。
近いですがここ滑床渓谷の中にある「鳥居岩」です。小さな祠もあって、ここからパワーをもらえます。
四国は小さいところなんですが、色んな食べ物や遊びや景色などの魅力が詰まっているなと感じます。
私はもともとは海の方が専門だったものですから、山から見る海があらためてキレイだなーって感じるんです。4県それぞれに景色も違いますしね。あと例えば徳島側で海から昇る朝日を見て、同じ日の夕焼けを愛媛側で見ることが出来る、そんな場所って意外と多くないと思うんです。1つの旅の中でずーと海と山との豊かな自然を、近い距離で感じながら旅行出来るところは魅力ですね。
四国に来られる時は、最初に計画していた日程よりも1泊か2泊追加して、是非全県をまわって欲しいですね。それぞれに美味しい食べ物も違うし、魅力も全然違うので。四国は見た目よりも思った以上に広かったりするので、ゆっくり余裕を持って訪れて欲しいです。
自分が食べてみて美味しかったものを、他の人にも食べてもらうのは楽しいです。
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宇和海に沈む陽の夕焼け
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滑床渓谷の鳥居岩