- 今回の紹介者
- 職業/漆器職人
後藤 孝子
Takako Goto
香川漆器を代表する五技法のうちの一つ、後藤塗を考案した初代後藤太平より代々その技法を受け継いできた宗家後藤盆の五代目にして、伝統工芸士。香川県立高松工芸高校漆芸科、香川県立漆芸研究所にて漆芸を学び、卒業後は四代目である父に師事。学生時代の恩師とは五代目となった今も交流が続き、母校に招かれては若い人達を指導している。漆の色味などを実際に見て欲しいという想いから、対面販売スタイルで、地域に愛されてきた店を守っている。「私の息子には、店を継ぐというよりは教える側になって、漆器の世界を広げていって欲しい」と語り、まだまだ男性が多い職人の世界で、しなやかに自分の道を歩き続けている。
■ 宗家後藤盆 [ Map ]
やっぱり栗林公園です。街中なのに、入った瞬間から紫雲山からの緑が広がっていてホッとでき、目の保養にもなります。よく息子を連れて行くので、庭のような感覚です。催しものや、「栗林庵」で売られているものなどを見て楽しむワクワク感もあります。
高知県梼原町の隈研吾さんの建築物です。役場や温泉施設など色々ある中でも、梼原町総合庁舎が凄いと思いました。鉄筋やコンクリートにはない木の温もりがあって落ち着きます。夜の景色もきれいでした。
香川県の「骨付鳥 一鶴」です。息子が好きで、ガッツリいきたい時に家族でよく行きます。“おやどり”か“ひなどり”なら、柔らかくてジューシーな味わいが特徴の“ひなどり”がオススメ。鶏めしとスープもオススメです。
「たばこや蒲鉾店」の天ぷらです。オススメはえび天や細天。幼馴染のお店で、冬になるとおでんの具として買いに行っていました。たまにおまけしてくれたりしてましたね。
琴平町の金刀比羅宮(愛称:こんぴらさん)です。お正月などの特別な時に行って、パワーをもらっています。漆芸研究所時代にも、今から行くぞ!という感じで先生がよく連れて行ってくれて、宝物殿や普段は一般立ち入り禁止の場所まで見せてもらって勉強していたんです。研究所時代は結構きつかったんですけど、行く事で気分転換にもなっていました。金毘羅さんに行くと今でもその時のことを思い出して、そういう意味でも特別な場所です。
こじんまりとしているけど、4 県それぞれ魅力があります。それぞれに素晴らしい人がいて、文化があって食べ物があって。絶対に、来たらリピーターになります。栗林公園にしても金刀比羅宮にしても島巡りにしても、ちょこっと行ってちょこっと見るのではなく、じっくり回って欲しいです。
ゆっくりおいでまぁせ!