- 今回の紹介者
- 職業/現代美術家
武内 光仁
Mitsuhito Takeuchi
国内外で個展を開く日本の現代美術家。高知県南国市白木谷生まれ。2009年に白木谷国際現代美術館を完成させ、現在は自然に囲まれた環境で芸術活動を続けている。館内にはかつて東京都庁に展示されていた作品のほか、絵画や高さ12mの立体作品に至るまで数多くの芸術作品 が展示されている。武内さん以外のアーティストの作品も併せて展示されており、白木谷の美しい自然に溶け込んだ様々なアートを体感できる空間となっている。
■ 白木谷国際現代美術館 [ 公式サイト ]
高知は海も山も本当にきれいです。幼い頃は地元の川でよく鮎を捕って食べていました。鮎は解禁になると高知県内の色々な場所で食べられますので高知に来られた時には美味しい天然鮎をぜひ召し上がってください。
愛媛県との県境のUFOラインです。昔は瓶ヶ森林道と呼ばれていた場所で今は舗装もされていてドライブには絶好の場所になっています。石鎚山系を見渡すことができ、春の時期や秋の紅葉シーズンに行くのがおすすめです。
北御座にある「とさのさと」はJAが新たにオープンした大規模直販所で、高知県のものがなんでも揃っていて楽しめると思います。それから「市場レストラン西村商店」では、高知の新鮮な魚がリーズナブルな価格で楽しめて種類もとても豊富なのでいつも多くの人で賑わっています。高知の魚を満喫したい方はぜひ訪れてみてはいかがでしょうか。お店ではないですがもう一つ、愛媛県の宇和島には伊達候という最中のお菓子があって幼いころは親戚が手土産によく持って来てくれていました。上品な味がしておいしいです。
やっぱり鰹のたたきでしょう。ポン酢だけではなく塩たたきといって粗塩だけで食べる食べ方もあるので実際に高知に来られた際には自分に合う好きな食べ方を見つけてください。高知の西の方へ行くと比較的安く、中でも「久礼大正町市場」では信じられないくらい安くて新鮮な鰹のタタキが食べられたりします! その他には、宿毛ではきびなごが有名で幼い頃よく片島で獲れるお刺身を食べていました。新鮮なきびなごの身はぷりっぷりで本当に美味しいんです。宿毛地方ではきびなごのほおかぶりといって酢で締めたきびなごをおから寿司に巻いて食べる郷土料理があって、見た目も可愛くて素朴な味がしておすすめです。
四国はとにかく自然がすごく多いです。高知には海も山も川もあり、鮎も捕れれば各山々では山菜もたくさん採れます。この辺りは四方竹という根元が正方形になっている小さなタケノコが採れることで有名なんですが、この四方竹というのは秋に収穫を迎えるとても珍しい食べ物で、すぐに傷んでしまうので今までは市場に出回ることがほとんどなかったんです。地元の農家さんが特殊な茹で方を開発してきれいな色と上品な味を保てるようになったことで全国でも販売されるようになりました。なので白木谷は今ではたけのこの里と言われています。なんだか某お菓子みたいですよね。
自然ほど偉大なものはないし、こんなに人を癒せるものは他にありません。白木谷国際現代美術館に訪れる人が必ず言ってくださることですが、ここは空気が澄んでいてとてもきれいなのです。食べ物はもちろんおいしいですが、ここには自然の香りが漂っています。四国に来られた際はこの自然の美しさをぜひ五感で感じてください。