<四国八十八ヶ所第85番札所>高松市街を一望できるお寺
標高375mの五剣山の中腹にある八栗寺は、五剣山の頂上から讃岐、阿波、備前など四方八国が見渡すことができたことから、かつては「八国寺」と呼ばれていました。現在の「五剣山八栗寺」と寺号を改めた由来は、入唐前の弘法大師が成否を占うためにこの地に植えた8つの焼き栗が、帰国後再び訪れた時には全て芽吹いていたこと。またその時の五剣山での修行の際、天から5本の剣が降ってくると共に山の鎮守である蔵王権現の御神託があったことからきています。八栗寺は「八栗の聖天(しょうてん)さん」とも呼ばれ、札所でも珍しい勧喜天霊場としても知られており、商売繁盛のご利益があるとして親しまれています。聖天堂には日本最古ともいわれる弘法大師作の秘仏「歓喜天」祀られており、50年に一度開扉されます。境内まではケーブルカーを利用し、4分ほどの乗車で到着します。また、八栗寺本堂前の山門をくぐった先には「お迎え大師展望台」があり、そこからは高松市街や屋島を一望することできます。
住所 : 香川県高松市牟礼町牟礼3416
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