B QUE(級)グルメ。
それは県外ではあまり知られていないけれど、味はA級といわんばかりの美味しさと比較的リーズナブルな価格で地元の人に愛されているグルメ。
今回ご紹介するのは……
香川県の『かしわバター丼』。
『かしわバター丼』とは
本当に美味しいのに、県民以外はなかなか知る機会がないこの茶色い丼。私もこの存在に出会ったのは香川に移住して2年ほど経った時だった。(香川出身の友人に「この世で2番目に好きな食べ物なんよ!」と教えてもらった。)
“かしわ” といえば関西出身の方はおおよそ想像がつくだろうが、そう、鶏肉である。言い換えると「鶏肉バター丼」。聞いただけで美味しいのが分かる…。
『かしわバター丼』と言えば「武内食堂」
今回私は、「武内食堂」へ伺った。
私がかつて友人に連れられて初めてかしわバター丼を口にしたのは、この武内食堂のグループ店舗である「かしわの武内」だった。「武内」と名のつく店舗は全部で3店舗あり、「武内食堂」「かしわの武内」もうひとつは「たけうち食堂」というテイクアウトの専門店である。
いざ、武内食堂へ…!
店内は奥が霞むほどに煙たいので、ほどほどにどうでもいい服を着ていくのがオススメだ。店内は現場関係のお仕事をしているであろう大男ばかりかと思いきや、意外と女性客も多い。みんなやっぱ好きなんだ。男女なんて関係ないんだ。
『かしわバター丼』を実食
卓上には期間限定メニューなんかもあったが結局はやはり今回もベーシックな『かしわバター丼』を注文した。運ばれてきたかしわバター丼…。写真では分かりにくいが、ボリュームがすごい…!そしてありえんほどにいい匂いがする。
そのままでもかなり美味しいのだが、この武内食堂では、様々なアレンジを楽しむことができる。
味変アイテムとして我々に与えられたのは以下のラインナップ。
・マヨネーズ
・辛味噌
・山椒
・一味
・カレー(無料)
私は山椒が大好きなので、山椒をたっぷりとかけて食べた。そのあとたっぷりとマヨネーズもかけた。一味もかけた。みんな大好きであろう「一味マヨ」だ。死ぬほどウマい。そして何と言っても驚きなのが無料のカレーである。あんかけのようなトロッとした質感のカレールーがトッピング自由なのだ。非常にパンチの聞いた味変である。
かしわバター丼は1杯の量がかなり多いので、初めはそのままのかしわバター丼を楽しみ、徐々に様々な味変を楽しみながら食べるのが良いだろう。そうこうしていると体感2合くらいの白米もあっという間にかしわと共に消えてしまった。
そして嬉しいのが、サイドの味噌汁。この味噌汁、提供が非常に早いのだがすぐに飲み干さないよう注意が必要だ。優しい味でかしわバターの余韻を邪魔することなく油分を良い感じに流してくれるので、かしわバターを食べる途中うまく活用するのがオススメ。
この武内食堂では、テイクアウトも可能で、私が店内で食べているうちにも何名かちらほらかしわバター丼を持ち帰っていった。
かしわバター丼。
今回は「武内食堂」さんを紹介したが、かしわバター丼を食べられるお店はいくつかあるようなので、皆さんも香川に訪れた際は是非一度ご賞味あれ!!
「武内食堂」店舗情報
住所 | 〒760-0020 香川県高松市錦町1丁目11-13 |
電話 | 090-7627-6863 |
定休日 | 日曜日 |
営業時間 | 11:00 – 15:00 17:00 – 21:00 |