伊予柑(いよかん)という名前ですが、実は生まれは山口県。その後愛媛県で苗木を育成して、松山市周辺で栽培されるようになりました。偶発実生(ぐうはつみしょう)で正確な親はわからないと言われていましたが、どうやら最近のゲノム解析で海紅柑(かいこうかん)とダンシーの交配種だと分かったようです。
ゲノム解析ってすごいですね!
伊予柑といえば愛媛県を代表するメジャーな柑橘だったのですが、昭和の終わり頃でしょうか、生産過剰となって価格が低迷してしまったことがあったそうです。そんなこともあって近頃ではいろんな種類の柑橘がデビューして、伊予柑ばかりじゃなく、たくさんの名前を目にするようになりましたよね。
といっても伊予柑の人気が落ちたわけではありません!
果実も大玉であれば果肉も大粒でプリプリ!外皮は厚めですが、やわらかいので手で簡単にむくことができます。皮をむくと広がる伊予柑独特な香りはとっても爽やかで、ビタミンとってるな~と実感します。
袋が厚めなので一つずつむいて果肉だけ食べることをおすすめしますが、粒がしっかりしているので袋をむいても手はそんなに汚れません。
「愛媛のいよかん、いい予感」のキャッチフレーズがすっかり定着した伊予柑は、受験シーズンには合格祈願としてその名前をよく見かけます。伊予柑そのものじゃなくても、伊予柑を使ったお菓子なんかも受験生にプレゼントしたりと、このシーズンにはすっかり定番の伊予柑。そんなちょっとした気持ちが嬉しいですよね。
合格祈願だけにとどまらず、ちょっとしたいい予感のお供にぜひお試しあれ!
※紹介している柑橘の特徴は、pepe の独自基準に基づいたものです。