はるか:ミカン属・雑柑類

| pepe
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黄色い見た目はやっぱり酸味を想像させますが、柑橘の酸味が苦手なみなさん!はるかの酸味はとても控えめ・・・というより、酸味ほぼゼロです。ただ、甘みもそこまで濃厚というわけではなく、ほのかな甘さが心地よい感じ。皮をむくまでは果実の香りも控えめでした。
料理なんかに使うと邪魔しない感じが引き立て役になっていいのかも。

そして何と言っても、はるかの特徴といえばお尻(果頂部)にできる丸いリング!・・・なのですが、私が食べたものにはそのリングが見当たりませんでした。
どうやら個体によって、丸いくぼみがあるものとないものがあるようです。

はるかは日向夏の自然交雑種ですが、その日向夏もまた偶発実生で、親はわかっていないと言われています。
つまり、偶然できた果実からこれまた偶然生まれた果実!柑橘の歴史というのは奥が深いですね。

外皮は鮮やかな黄色ですが、果肉の色味は黄金柑や媛小春と比べると少し控えめ。粒立ちがはっきりしているのでプリプリとした食感を味わうことができます。ただ、種が多い!そこは仕方がないので我慢しましょう。

「外皮は厚いので包丁でカットして食べましょう」と紹介されることの多いはるかですが、面倒臭がりな私は手でトライしました。
・・・むけました!笑

お上品に召し上がりたい方は、ぜひ包丁をお使いください。

2月上旬から約二ヶ月出回るはるかは、春の訪れを感じる柑橘としても知られています。

年間を通していろいろな品種にお目にかかる四国で、私と一緒に柑橘コンプリートを目指しましょう!

※紹介している柑橘の特徴は、pepe の独自基準に基づいたものです。

pepe
愛媛県生まれ。メガネは頭に乗せがち、そしてアイスは冬に食べがち。海外留学から舞い戻り、えひめ愛をチラつかせながら四国の魅力を再発見中です!
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