カンキツ王国である愛媛をはじめ、ここ四国では、数え切れないほどの種類の柑橘を楽しむことができます。
ここでは、オレンジ色をした柑橘をまとめてなんとなく「みかん」とくくっている、そんなあなたのイメージを払拭すべく、奥が深い柑橘の世界をまとめてご紹介いたしましょう!
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まず、「みかん」というのは「温州みかん」を指して使われることが一般的。そんな温州みかんを含む<柑橘>というのは大きく分けて、
<キンカン属>(中国原産)
生食向きは 寧波キンカン・長キンカン・丸キンカン の3品種。
<カラタチ属>(中国原産)
食用には適さないけど、台木としては大活躍!
<ミカン属>
と3種類あります。
みなさんが、いわゆる「みかん」として普段イメージしているものは、この<ミカン属> というグループに属します。
そんな<ミカン属>、掘り下げて見てみると何とも奥が深い!
ミカン属は8種類に分かれており、それぞれの特徴は以下の通り。
「ミカン類」
温州みかんに代表される種類。
「オレンジ類」
スイートオレンジ…甘みがあり生食向き。
サワーオレンジ…酸味が強く加工向き。
「タンゴール類」
「ミカン類」と「オレンジ類」を掛け合わせた交雑種。
「ブンタン類」
カンキツ類の中では最も大きく、最大なんと2kgほど!
「タンジェロ類」
「ミカン類」と「ブンタン類」を掛け合わせた交雑種。
「香酸柑橘類」
香りや酸味が強く、料理の風味付けなどに使われるカンキツ。
「グレープフルーツ類」
日本での栽培は難しいため、そのほとんどが海外からの輸入。
「雑柑類」
自然の中で交配してできた自然交雑種。
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・・・そう、こんなにも細かく分かれているのです。
オレンジ色をした柑橘をまとめて「みかん」と呼んでいるそこのあなた。
こんなに種類があるのにまとめて「みかん」と呼ばないで。
ということで次の記事からは、ここ四国で目にするカンキツたちをご紹介していきます。
…余談ですが。
興味のある方はまず SEX MACHINEGUNS さんの「みかんのうた」をぜひお聞きください。
私のおすすめナンバー。笑