映画「八日目の蝉」

| aki
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第35回日本アカデミー賞 10部門受賞の名作

会社の上司との不倫で妊娠したものの、出産をあきらめた女。一方、その上司には、妻との間に子どもができていたことを知る。やがて、女は上司夫婦の家に侵入し、赤ん坊を誘拐。逃亡しながら我が子として育てることを決意する。

あらすじを読んだだけですでにドロドロしていますが、本当にドロドロ。道徳的には”不倫は良くないこと”そして”誘拐は犯罪”で終了なんですが、展開を見守る中でなぜか憎めない、いやむしろこっちの方が幸せなのでは?といろんな感情が交錯して自然と感情移入している自分がいました。ただ泣きたい!って時はもちろん、最近愛が足りてないな〜ってモヤモヤした時是非見てみてください。

暗い展開が続く中、小豆島の素晴らしい自然やロケーションでは心が洗われるような気持ちになります。そんな「八日目の蝉」の聖地を巡ってみました。

©2011映画 「八日目の蝉」製作委員会

作品情報

角田光代のベストセラー小説を映像化した深遠な人間ドラマ。主人公は、不倫相手の子供を誘拐し4年間育てた希和子と、彼女に育てられた過去を引きずったまま大人になった恵理菜。〈母性〉をテーマに、それぞれが抱える複雑な思いを、時に繊細に、時に力強く描出。変化を遂げていく女たちの姿に引き込まれ、最後まで目が離せない。最第35回日本アカデミー賞では作品賞他最優秀賞10冠を獲得した。

キャスト・スタッフ

– キャスト –
井上真央
永作博美
小池栄子
森口瑤子
– スタッフ –
原作:角田光代
監督:成島出
脚本:奥寺佐渡子
撮影:藤澤順一
音楽:安川午朗

配給:松竹

©2011映画 「八日目の蝉」製作委員会

寒霞渓

希和子と薫が訪れた小豆島を一望できる素晴らしい場所です。

©(一社)小豆島観光協会

日本三大渓谷美のひとつに数えられ、ミシュラン・グリーンガイド四国に一つ星で紹介される、日本屈指の名勝地。11月上旬から下旬にかけての紅葉のシーズンが特におすすめ!

中山千枚田

「日本の棚田百選」にも選ばれた約800枚の大小の田んぼ。映画では美しい「虫送り」のシーンが撮影された素晴らしい景観の場所。近くの「こまめ食堂」で食べるランチもおすすめです!

中山農村歌舞伎

©(一社)小豆島観光協会

貴和子と薫が鑑賞した農村歌舞伎は、例年毎年10月中旬ごろに開催されるようです。フェリーの兼ね合いで泊まりになるけど一度はみてみたい。。

二十四の瞳映画村

©二十四の瞳映画村

映画「二十四の瞳」のロケセット。希和子が入学前の薫と訪れた小学校。ランドセルや、廊下に立たされるときの定番!?バケツまで用意されていて大人も子供も楽しめました。

創麺屋

働き先での休憩シーン。今も当時のままで1人テンション上がりました。

仕事帰りに立ち寄って遊んだブランコ。このシーン本当の親子にしか見えない!

福田港

映画のクライマックス、逮捕直前に立ち寄った商店。今も当時のままでひたすら味がありました。

2014年にリニューアルされ当時の面影はないんですが、映画のシーンを重ね1人でうるっとくるポイントです。

実は聖地巡礼たるもの一度もしたことがなかったのですが、行ってみると映画のシーンが重なり、、た、楽しい!かれこれ映画は3回観ましたが、やっぱり心に残る作品だから聖地巡礼も楽しかったというのはあるかもしれませんね。

誘拐事件の被害者と加害者、単純だけど単純じゃなく、感情移入しまくれる作品。そして小豆島の魅力もたっぷりの「八日目の蝉」小豆島観光を絡め是非回ってみてはいかがでしょうか!?

ロケーションMAP

aki
東京都生まれ。 香川県在住8年目。 休日は子どもと公園で遊び、コーヒーは浅煎り派。 筋トレは胸の日がやはりモチベーション高めなタイプです。
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