本広克行監督によるSFコメディ映画。
とある大学、「SF研究会」のだらしない部員達に起こるドミノ倒しコメディ。前日にクーラーのリモコンが壊れてしまい猛暑の中ぐったりしてる部員達の前に突然タイムマシンが出現する。昨日に戻り、クーラーのリモコンを取ってこようと思ったメンバー。しかし、タイムトラベルしたことが面白くなった面々は、過去の世界でふざけたことばかりする。そんな中、過去を変えると今が消えてしまう可能性がある事を知った。慌てた部員たちは自分たちの「今」を消さないために、大急ぎで以前に自分たちが過去でやらかした一連の行動が致命的なことにならないようにリカバリーしようと奮闘する。｢昨日｣と｢今日｣だけのタイムトラベル物語。（引用：Wikipedia）
SFコメディと言われていますが、100％コメディ。完全コメディに振り切ってます。
開始数分は謎だらけで「？？？」という感じでですが、その後はずっとアホでずっと面白い！
しかも、最初の「？？？」だった部分も、ちゃんと見事に伏線回収されます。大好きな映画です。
ネタバレには気をつけますので、まだ見てないよという方は、ぜひ見てみてください。
そんな「サマータイムマシン・ブルース」の聖地。巡ってみました。
– キャスト –
瑛太
上野樹里
ムロツヨシ
真木よう子
佐々木蔵之介
– スタッフ –
総合プロデュース・監督：本広克行
原作・脚本：上田誠
ロケ協力：社団法人香川県観光協会、香川フィルムコミッション、善通寺市観光協会、丸亀市観光協会 ほか
配給：東芝エンタテインメント
©2005 ROBOT / 東芝エンタテインメント / 博報堂DYメディアパートナーズ / IMAGICA
四国学院大学
物語の舞台となる大学は、善通寺市の四国学院大学。
この校門も一瞬登場しますね。
北側の校門です。
また、冒頭でメンバーたちが躍動感のない野球をやっていた芝生。そして奥に見えるあの象徴的な建物。
「ホワイトハウス」という名前だそうです。
劇中よく登場するバックトゥーザフューチャーを彷彿とさせるような建物も大学内に現存！かっこいい。
古賀くんたちが扇風機を探してたゴミ捨て場は普通の通路でした。ゴミはなくとても綺麗。
近くに、本物の部室棟があったけど「SF研究会」は見つけらませんでした。
UFO通り
映画館、まついうどん、ギンギンがあった薬局。
全てこのUFO通りにあったようですが2022年現在、建物が残っているのは映画館のみ…。
通り自体はありますが「UFO通り」の名前の由来でもあるあのUFOのような形をした特徴的な街灯はもうありません…。かなしい…。
この建物は劇中は映画館として登場しましたが、元は温泉だったそう。
善通寺
そして、善通寺。
部員たちは、銭湯に行った後、善通寺を通って学校へ戻って行きました。通学路にこんな立派なお寺があるのは風情があってかっこいいですよね。
銭湯「大正湯」のロケ地もこの善通寺の赤門から徒歩200歩くらいの距離にあったのですが、現在はありません（一般のお宅になっているようです）
熊岡菓子店（おまけ）
善通寺のすぐ近くにあるこの熊岡菓子店。
サマータイムマシン・ブルースでは一瞬だけしか登場しませんが、本広監督３部作のひとつ「曲がれスプーン」ではがっつり登場する「カタパン」の暖簾のお店。「カタパンってなんぞや」って思いますよね。わかります。唯一無二の固くて素朴な甘さのお菓子です。
角パン１枚30円。
石パンは100g200円。他にも丸パンや芋けんぴなんかもあります。おすすめは圧倒的に石パンです。
かわいい袋に入れてもらえました。石パンですが、冗談抜きで今まで食べた食べ物のなかで一番固い。笑いが出るくらい固い。
でもめちゃくちゃ美味しい。癖になっちゃう。お土産なんかにも良さそうですね。けど歯が弱い方は気をつけてください。
映画を見たことがある方は、あーーーーー!!ってなりましたでしょうか。私はめちゃくちゃなりました。
聖地巡礼はいいですね。まるで映画の世界に入り込んだみたいで興奮します。
私の場合、くまなく探しながら巡ったのでトータルで2時間ほどかかりましたが、善通寺〜UFO通り〜四国学院大学までは歩いて10分程度。
善通寺への参拝のついでに、ぜひ「サマータイムマシン・ブルース」聖地の巡礼もしてみてはいかがでしょうか!!