もう一つの天空の鳥居、嶽山(だけやま)

| Tom40
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嶽山(だけやま)は香川県高松市三木町にある標高204mの小さな山で、片道30分程のプチ登山になります。ただ低山ながら岩肌剥き出しの山頂からは360°大パノラマの絶景が広がり、多くの人が訪れる観光地となっています。「天空の鳥居」といえば、香川県西部の観音寺市稲積山(いなづみやま)の高屋神社が有名ですが、この嶽山も山頂に鳥居が立っており、もう一つの「天空の鳥居」として親しまれています。

始めはとにかく行ってみること

さて、筆者が最後に山を登ったのは二十数年前、それこそ子供の頃に地元香川の山に数回連れて行ってもらったくらいです。体力面の心配があったので、最初はお手軽に絶景が楽しめると噂の嶽山(だけやま)を目指しました。装備は特になし。ザックに軽食と飲み物を入れただけの軽装で、靴もただのスニーカーです。

登山道入口に駐車場があるらしく、GoogleMapを頼りに運転していたら少しだけ道に迷いました。。。目印は用水路脇のこの看板。ここから細道に入っていきます。これを見逃すとGoogle先生に騙されます。筆者は騙されました。

そして登山道入口へ到着。駐車場は舗装されていないものの、普通車4~5台くらいは駐められるスペースがあります。駐車場からすぐに登山道に入れるようになっています。車でここまで来られるのは良いですね。

大半が岩場の直線的なコース

スタートは木漏れ日の指す林道で、階段もあってそれなりに整っていました。直線的なので少し急ですが、四十路のおじさんでも問題なく歩き進められます。木々の間を抜け、少し進むと開けた尾根ゾーンに出ます。岩肌が剥き出しで、ほぼ真っすぐ山頂へと向かう鎖場になっていました。鎖を使わずに登れなくはないですが、かなり急です。

この岩場ですが、山頂に行くほど急になっています。いくら小さな山とはいえ、ほぼ直線的に山頂へ向かう傾斜はさすがに休み休み登らないときつい。。。四十路の筆者には堪えます。思ったより本格的な鎖場でした。足元に小さな岩の欠片がごろごろしているので、お持ちの方はちゃんとした登山靴の方が良いでしょう。手袋もあれば万全です。

急勾配で滑りやすいのでご注意を。短い距離ですが、足腰に不安のある方は少し厳しいかもしれません。

山頂到着!

汗だくになりながら山頂に着くと、待望の絶景が!息を整えてゆっくり見回すと、のどかな風景が広がっていて鳥居も良い感じです。山頂に高い木が生えていないので、本当に360°パノラマビューで見渡せます。遠くに屋島も見えますね。写真は無いですが、高松空港が近いので飛行機がすぐ上を通過するのも◎です。

ちなみにこの鳥居には龍王神社と書かれていたので龍神様を祀っているんですね。山頂には稜線が繋がっていて、ピークが2つ。手前の方には天日坊神社の祠と三角点が。稜線を伝って奥へ行くと、龍王神社の祠があります。岩肌と鳥居と祠の組み合わせで独特な雰囲気があるので、修験者気分が味わえるかも。筆者は景色を楽しみながら軽食を摂り、のんびり過ごしていたらあっという間に1時間経っていました。ずっと眺めてられますね。

下りは登ってきたルートをそのまま下ることに。一応別ルートもあるにはあるらしいのですが、整備されてないので素人には危険みたいです。上りは25分程かかった道も下りは15分程でスムーズに下山できました。奥深い山が好きな方や本格的なハイカーの方には物足りないのかもしれませんが、正直この手軽さであの絶景が楽しめるのはお得すぎるのでは、と筆者は感じました。新しい登山靴の試し履きや、装備のチェックにもちょうど良いのではないでしょうか。また新緑の季節に登ってみようと思います。

アクセスマップ・ルート情報

Tom40
香川生まれ香川育ち。バスケ観戦とゲームが趣味。 地元大好き人間ですが、インドア派なので数十年住んでいる今でも新たな発見があります。
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