トークイベント「医師と猟師と共に考える日本人の死生観」のみの参加も可能です!
株式会社サン・クレア(広島県福山市、代表 細羽雅之)は、2024年7月20-21日に人と自然が調和する営みを大切にする地域コミュニティー「森の国Valley(愛媛県松野町目黒集落)」に桐村里紗氏(医師/tenrai株式会社 代表取締役)と黒田未来雄氏(猟師/作家)をお招きし、【四万十川の源流を巡るプラネタリーヘルスツアー「地球のこころに近づこう」】を開催します。
- プラネタリーヘルスとは
「プラネタリーヘルス」は、2015 年に医学雑誌「ランセット」に掲載された概念です。人の健康と地球・社会の健康の関係性をとらえ直し、全体を最適化する包括的なヘルスケアを意味します。人も地球のエコシステムのなかに内包されているという考え方です。
- プラネタリーヘルスツアーのねらい
死をもって生は営まれます。自然と離れてしまった現代の暮らしの中では、その生態系のダイナミズムの中で生きていることを忘れているのかもしれません。現代の日本の社会システムでは、患者は病院や診療所という特定の場所、特定の時間の中で治療を受ける医療制度になっています。しかしこのような瞬間的な診察や治療が、果たしてどこまで根本的な人間の健康に繋がっているのでしょうか。
プラネタリーヘルスの概念の中には、「本来の医療とは、日常の中にあり、人々の暮らしに密接している」という考え方があります。人々がどのような環境で、どのような悩みを抱え、どのような食生活を送っているのかといった暮らしの隅々までを、医師が日々寄り添える小さなコミュニティづくりが大切なのです。そして、高齢化率60%の限界集落、森の国 Valley(愛媛県松野町目黒集落)には、小さいけれど密な地域コミュニティが存在し、地域医療のローカルモデルを実現させていくことができる可能性を持つ地域であると考えています。
人の健康に影響を与える要素は医療だけでなく、教育、経済、コミュニティ、文化、自然、と幅広く日常に点在しています。自然を体験するだけでなく、人の営みと自然がどのように関わっていくべきなのか。今回は、ゲスト講師の桐村氏と黒田氏とともに巡り、また、お二人のお考えに触れ、地球環境と人の健康のつながりや命の循環、死生観など、多様な視点からプラネタリーヘルスの生き方について深く学ぶ 2 日間のツアーを予定しています。
- プラネタリーヘルスツアーを実施する森の国 Valley について
もともと日本人は自然と共生して暮らしていました。人の営みがあるからこそ、里山の環境が維持されてきており、集落機能が地球全体の生態系を維持するための大きな役割を果たしていたのです。人が健康的で文化的な暮らしを 再生させた時、耕作放棄地は減り、森の循環がよみがえり、地球の環境問題の解決に繋がっていく、リジェネラティブな社会環境が生まれていきます。森の国Valley(愛媛県松野町目黒集落)は日本の文化的景観と中山間地域の自然と 共生してきた人々の暮らしが残っている町です。四万十川の源流を辿り、森で培われた腐葉土とその水で育った食の恵みを体内に取り込み、土着的に暮らす中で、日本人が古来より持っていた『死生観』を、身体感覚で感じていただくことができる場所です。
- イベント概要
イベント名称:四万十川の源流を巡るプラネタリーヘルスツアー「地球のこころに近づこう」
開 催 日:2024年7月20-21日(1泊2日)
開催場所:愛媛県 国立公園滑床渓谷 四万十川の最上流域
集合場所:森とパン(愛媛県北宇和群松野町目黒386-1)
参 加 費:客室タイプによって異なる
水際のキャンパス 和室&洋室(旧タイプ/相部屋おまかせ)50,000円/人
水際のキャンパス 相部屋(4人部屋) 53,000円/人
水際のキャンパス or 水際のロッジ 個室(2人部屋) 62,000円/人
水際のキャンパス or 水際のロッジ 個室(2人部屋1人使用)75,000円/人
※ 食事代、トークイベントやガイドなどプログラムについての料金含む
※ 交通費、アルコール飲み物代は別途
※ 希望者は前泊可(料金別途、事前予約)
主 催:株式会社サン・クレア
共 催:tenrai株式会社 / 黒田未来雄氏
申込方法:申込専用フォームにて
https://forms.gle/KWTvG1yLw7ywV58Z7
お問い合わせ: Mail: info@morino-kuni.com
Tel: 0895-43-0331(水際のロッジ代表電話)
【こんな人におすすめ】
・プラネタリーヘルスの地域づくりの応用を学びたい
・これからの地域医療について学びたい
・土壌再生型農業を軸にした地域づくりについて学びたい
・限界集落の再生に向けた取り組みについて学びたい
【当日の流れ】
【トークイベント概要】
トークテーマ:地球のこころに近づこう 〜医師と猟師と共に考える日本人の死生観〜
開 催 日:2024年7月20日(土)16:00-18:00
開催場所:水際のキャンパス(愛媛県松野町目黒 滑床渓谷、旧森の国ホテル)
※オンラインにて同時配信
開催内容:①桐村里紗氏 講演(45分)
②黒田未来雄氏 講演(45分)
③振り返りトーク(30分)
参 加 費:オンライン参加1,100円(税込)
現地参加1,650円(税込)
※ツアー参加の方はトークイベント参加費も含まれます
申込方法:Peatixにてチケット購入
https://planetalyhealth-morinokunivalley-1.peatix.com
- ゲスト講師プロフィール
桐村里紗氏
1980年岡山県生まれ。2004年愛媛大学医学部医学科卒。 tenrai株式会社 代表取締役/医師・認定産業医。東京大学大学院工 学系研究科バイオエンジニアリング専攻道徳感情数理工学講座共同研究員。公益財団法人日本ヘルスケア協会プラネタリーヘルス・イニシアティブ代表。分子整合栄養学やバイオロジカル医療・腸内フローラ研究などを専門とする医師でありながら、鳥取県江府町でプラネタリーヘルスのまちづくりを地域一体となって社会実装している日本のプラネタリーヘルス推進の立役者。著書『腸と森の「土」を育てる 微生物が健康にする人と環境』 (光文社新書)他。
黒田未来雄氏
1972年東京生まれ。東京外国語大学卒。1994年三菱商事に入社。国産自動車のアフリカ諸国への輸出を担当。1999年NHKに転職。ディレクターとして「ダーウィンが来た!」などの自然番組を制作。人間のことを”大地の一部・水の一部”と表現する北米先住民の世界観に魅せられ、NHKディレクターを辞め北海道で猟師として生きることを選ぶ。現在は作家兼猟師として、狩猟 体験や講演会、授業、執筆などを通し、狩猟採集生活の魅力を伝えている。著書「獲る 食べる 生きる 狩猟と先住⺠から学ぶ”いのち”の巡り」(小学館)。
■ 株式会社サン・クレアについて
THINK ORIGIN.
瀬戸内を中心に“地域とつながる”宿泊施設を6棟展開しています。2020年より四万十川源流の限界集落エリア「森の国Valley」にて、宿泊事業を主とし、森林蘇生、土壌再生型農業、生きる力の教育など、地域を包括的にとらえた地域蘇生(Re-generate)に取り組んでいます。
“人は自然の一部である”
人や大地が持つ本来の力を信じ、あるがままに育む。わたしたちは原点に立ち返り、人の営みを再定義し、新しい時代にふさわしい事業を育んでまいります。
公式サイト:https://sun-crea.biz/
「医師と猟師と共に考える日本人の死生観」、すごく気になるテーマですね。。少しでも気になった方、オンラインでも参加が可能との事なので参加してみてはいかがでしょうか。