香川県出身の国語辞典編纂者、飯間 浩明さんが監修された素敵な本のご紹介です。
喜怒哀楽をはじめ人間の感情を表すことばには、さまざまな表現があります。本書では、普段使っていることばや、小説や歌詞などに使われていることばから厳選して、気持ちにまつわることばを収録した一冊です。
■表現の引き出しを増やすことば1,093語を収録!
第一部では「感情のことば」を中心に、基本となる感情のテーマごとに気持ちを表すことばを紹介しています。第二部では「行動のことば」「体のことば」を中心に、行動に表れる気持ちや体の部位で気持ちを表す慣用句などを紹介しています。
1テーマにつき、8~10個の言葉を掲載。それぞれに例文がついているので、微妙なニュアンスも理解できます。
■想像力をかきたてる挿絵も魅力的
各テーマを表現した挿絵も掲載。第一部は252%さん、第二部はツヅキエイミさんが担当。読み手の想像力をかきたててくれる挿絵も魅力的な一冊です。
■監修者による言葉の魅力を味わうコラムは必見!
コラムでは、監修の飯間浩明氏による気持ちを表すことばの魅力や不思議について伝えています。思わず、はっとさせられるお話ばかりで、ますます日本語の奥深さに引き込まれるでしょう。
【目次】
第1部 気持ちを表す538のことば
感情のことば/気分のことば/心のことば/気のことば
第2部 気持ちを表す555のことば
状態・様子のことば/気性・性質のことば/程度のことば/
行動のことば/体のことば/季節のことば/気象のことば/
色のことば/音のことば/数のことば/たとえのことば/
ことばにならない
【監修者紹介】
飯間 浩明 (いいま ひろあき)
国語辞典編纂者。1967年、香川県生まれ。早稲田大学第一文学部卒。同大学院博士課程単位取得。『三省堂国語辞典』の編集委員を第6 版より務める。国語辞典編纂のために、活字や放送、インターネット、街の中などから現代語の用例を採集している。著書に、『知っておくと役立つ 街の変な日本語』(朝日新聞出版)、『日本語をつかまえろ! 』(毎日新聞出版)、『つまずきやすい日本語』(NHK出版)ほか多数。
【書籍情報】
『気持ちを表すことばの辞典』
監修者:飯間浩明
発行:ナツメ社
定価:1,540円(税込)
仕様:四六判/304ページ
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もうすぐ読書の秋です。少しの時間スマホを置いて、気持ちを表すことばの魅力や不思議について散歩気分で散策してみるのはいかがでしょうか。