日本初のゼロエネルギーホテル「ITOMACHI HOTEL 0(ゼロ)」が2023年春、愛媛県西条市に誕生。設計は隈研吾氏。

| SHIKOQUE編集部
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今回ご紹介するのは隈研吾氏の設計による新ホテル!「住みたい田舎ベストランキング」で1位を獲得した愛媛県西条市に、脱炭素社会を目指した日本初のゼロエネルギーホテルが誕生します!


日本初のゼロエネルギーホテルが加速させる脱炭素社会への取り組み

 ITOMACHI HOTEL 0(ゼロ)は、ホテル運営において、実質的に電力エネルギーを消費しない「ゼロエネルギーホテル」です。日本国内のホテルで初めて、環境省が定める最高ランクの「ZEB」の認証(※1)を取得しました。建物に省エネルギーと創エネルギーの機能を同時に備えることで、実質的な電力消費0を可能としています。
 建物用途別のエネルギー消費量において、ホテルは床面積あたりの電力使用量が飲食店に次いで2番目に高くなっており、ホテルの電力使用量を実質0にすることは、脱炭素社会を加速させる大きな可能性を秘めています。ゼロエネルギーホテルが増えることで、自然環境に負荷をかけることなく人の楽しみを創り出す、これからの時代の持続可能な観光及び宿泊体験を多くの人に届けることができるようになります。
 ※1 ZEBとは ( https://www.env.go.jp/earth/zeb/about/index.html )

再生可能エネルギーでエネルギーの自給自足を行う「いとまち」に泊まれるホテル

 ITOMACHI HOTEL 0(ゼロ)は、西条の新たな賑わい創出を目指し2020年に開業した「いとまち」(※2)の敷地内に建設されます。既に開業している施設においても「ZEB Ready」の認証を取得しており、現在までにオープンしたマルシェ、レストランは、そこで生み出された電力を活用し運営しています。また、マイクログリッドが確立された街区計画となっており、災害発生時は3日間800名分の非常用電源・水・食を提供できる防災拠点としての機能も併せもっています。
 西条に新たな活気を生み出すと共に、エネルギーの地産地消、「RE100」 (※3) に向けた取り組みなども行う「いとまち」は、持続可能な社会を実現するテクノロジーとヒト・モノ・コトの交流が生み出す、新たな地方創生の形といえます。
 ※2 いとまちとは ( http://ito-pj.town/ ) ※3 RE100 とは ( https://www.re100-denryoku.jp/about )

▼いとまち 全体マップ ※今後の開発予定施設を含みます。

 「エネルギー・テクノロジー・グリーンインフラ・食・建築」をテーマに進化を続ける「いとまち」は、来春のホテル開業以降も、温浴施設、和食レストラン、住宅街区など、続々と新たな施設がオープン予定です。そんな「いとまち」に開業するITOMACHI HOTEL 0(ゼロ)は「いとまち」全体を楽しんでもらえる「まち泊」を提供するホテルとして、「いとまち」を訪れる西条内外のヒト・モノ・コトの交流と賑わいを牽引し、西条の関係人口拡大に寄与することを目指します。

【施設概要】

 施設名称 :ITOMACHI HOTEL 0 (いとまちホテルゼロ)
 所在地 :愛媛県西条市朔日市字兵衛田250番7(地番)
 付帯施設:レセプションカフェ/キッチン付きコワーキングスペース /多目的スタジオ/ランドリー
 客室数:57室(南棟50室/北棟7室)  カフェ席数:35席
 開業:2023年5月(予定)

 https://www.instagram.com/itomachihotel0/ 

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持続可能な社会を目指し「水の都」西条市に誕生した「いとまち」。新しく誕生するホテル、ITOMACHI HOTEL 0(ゼロ)もそうですが、いとまちには他にもマーケットやマルシェなど、楽しいところが盛りだくさんです!

2023.01.18 / 株式会社GOODTIME
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