宇和海を望む四国・愛媛県の南予地方。リアス式海岸の入り組んだ複雑な地形と、独自の混交的な生活文化が織りなす風景。そこに漂う圧倒的にリアルなものでありながら、ことばで表現するのが難しい土地固有の「精神性」を捉えたい——。瀬戸内国際芸術祭公式カメラマンである気鋭の写真家・宮脇慎太郎が「辺境」への旅を記録した渾身の作品集。
サウダージ・ブックスより、宮脇慎太郎写真集『UWAKAI』を刊行します。本書は2022年4月下旬より、サウダージ・ブックスのオンライン・ショップおよび直接取引店で販売します(取次経由の書店・ネット書店への流通は予定していません)。
宮脇慎太郎写真集
UWAKAI
2022年4月30日 初版第1刷発行
著者 宮脇慎太郎
発行 サウダージ・ブックス
アートディレクション 大池翼
プリンティングディレクター 高松了吾(株式会社 松栄印刷所)
校正 瀬尾裕明
印刷・製本 株式会社 松栄印刷所
仕様 A4判変形/112ページ/上製
定価 本体3800円+税
【内容紹介】
2015年の春から2021年の夏までの約6年間、四国の南西部を断続的に旅した。そこは透明度の高い宇和海に面し、リアス式海岸が続く美しき最果ての地。
海に山々が突き出す平地の少ない地形に人々は石を積み上げ、集落や段々畑を作ってきた。どんな場所であってもここで生きていく——時を経ても崩れない石垣は、そんな意志を無言で体現しているように思えた。
——宮脇慎太郎