jimoto eyes

四国を面白くしている「人」の中にある魅力的な四国。四国を面白くしている「人」の中にある魅力的な四国。

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今回の紹介者
職業/複合施設運営

青空 洋平 Yohei Aozora
嵩本 安友 Yasutomo Takemoto
遠枝 恵実 Emi Toeda

 2018 年に商工会議所の期間限定のチャレンジショップで集まった青空洋平さん、嵩本安友さん、遠枝恵実さんの3人が、期間終了後もご縁ができた室戸の人達ともっと表現が出来る場が欲しいと、2021年にカフェ、室戸産野菜を使ったピクルス販売、イベントスペース、ダンスレッスン場などが集う複合施設「AozoLight(アオゾ・ライト)」をオープンさせた。店名は、室戸のまちの未来を、少しでも照らす光になればという想いから。地元の人はもちろん、観光客やお遍路さんなど、幅広い人たちが集うボーダレスな空間にしたいと語る。地産地消や健食を掲げるカフェでもあり、そこで過ごすことでホっとするような日々の暮らしに余白が生まれる空間でもあり、トークライブやワークショッ プなどで農業、漁業、アーティストなどの様々な〝表現者〟のことを知ってもらうHubの役割をもつ拠点にもなっている。



地元のおすすめスポット聞いてみました地元のおすすめスポット聞いてみました

観光で四国に来る大事な友人に、あなたがお勧めしたい場所は?

室戸岬のアコウの木です。今にも動き出して食われちゃいそうなモンスターみたいな木なんですけど、それぐらい勢いとエネルギーがあります。駐車場もあるし、一人でもアクセスしやすいです。空海が悟りを開いたと言われる御厨人窟(みくろど)も近いので、自分で冒険するのもアリですね。室戸市って、都合よくパッケージングされてないんです。自分のアンテナが勝手に反応していく場所だと思います。

御厨人窟(左)・室戸岬のアコウの木(右)
今まで見た中で、一番美しい四国の風景は?

<青空さん>太平洋の水平線です。瀬戸内海とは違う抜け感があります。空と海があって、そこに太陽や月、星がある。そういうのが美しいと思います。

<嵩本さん>海岸線を走り向ける時の景色です。室戸市は、岬を挟んで東側と西側の景色が全く変わるんです。室戸スカイラインから室戸の西側を見られる場所があるんですけど、かつて海底だった土地が盛り上がって出来た海成段丘が延々続いていて、とても美しいです。初めて見た時に、おー!ってなりました。是非晴れた日に行って欲しいです。

太平洋の水平線(左)・室戸スカイラインからの景色(右)
県外から来た友人に紹介したいオススメの美味しいお店は?

室戸市の「シットロト」さんです。ルーにする玉ねぎを炒めるのに6時間くらいかけたり、スリランカカレーに鰹節を入れて和のテイストを出したり、貴重な紅茶を仕入れていたりと、こだわりがすごくて、頭が下がります。全部美味しいですけど、オススメは室戸産の野菜を使ったジオカレーで、言えばヴィーガンの方にも対応してもらえます。

「シットロト」のジオカレー
あなたにとっての地元のソウルフードは?

マンボウです。魚屋に並んでいるのを見た時に、みんなの目が変わりますね。チキンとイカの間みたいな歯応えで弾力があります。家庭によってすごく味付けが変わるんですけど、煮物にする方が多いかも知れません。マンボウの肝を入れた味噌で煮たりもしますが、これは好き嫌いが分かれるみたいです。珍しいので、マンボウが獲れましたって噂が流れたら、一斉に買いに行くという感じです。

マンボウ
おすすめのパワースポットは?

室戸市の不動岩です。お遍路の中で重要な場所になっていて、そこの岩の中に空海が修行した場所があるんです。空海が悟りを開いたと言われる御厨人窟よりも、こちらの方がパワーがあると言う人もいます。僕たちも、大事なゲストが来たら連れていく場所です。俗世間から隔絶されると言うか、音が遮断されてそこだけ別空間になりますね。ジオパークに認められた、室戸という土地のエネルギーで整えられると思います。あとは、AozoLightです。世界中巡った人が「ここはよく寝れる」と言ってました。笑

室戸市の不動岩
四国の魅力とは?

<青空さん> 自然に還れる場所 Back to the nature ですね。

<嵩本さん> 語られていないところですかね。言語化されていない隠されたところが沢山あって、来てみたら分かる、としか言いようがないです。

最後に、四国を訪れる友人(旅行者)へ一言

天国に、送ってあげるよ!

AozoLightさんオススメのお土産もの 水波命女 プロデュース:みつぐるま
土佐(高知)と阿波(徳島)をつなぐ活動をしているんですが、阿波の友人が作っている水波命女という日本酒です。土地の、山と川と海を巡る水の物語が全部詰まっていて、いいですよ。
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