- 今回の紹介者
- 職業/お菓子工房 館長
杉山 大治
Daiji Sugiyama
1980年生まれ、福岡県出身。フランス料理店のスタッフとして福岡・ 東京・パリ・札幌各地で働き、表参道の有名フレンチレストランで支配人を務める。その後、店舗出店をキッカケに訪れた徳島県の自然風景の美しさに魅了され、妻とともに鳴門市に移住 。2020年には東京・西麻布のフレンチレストラン「フレンチモンスター」のスイーツ部門であるお菓子工房&カフェ「フレンチモンスター瀬戸内フードアート」を鳴門市にオープンさせ、館長に就任。「食で徳島を輝かせる」をテーマに県内高校で講義も行っている。
■ フレンチモンスター瀬戸内フードアート [ 公式サイト ]
ウチノ海の景色です。Q1で挙げた四方見展望台からはこのウチノ海を一望することができます。淡路島につながる手前の島と島に囲まれたウチノ海は、一見湖かと思うほど穏やかな海で、多くの釣りいかだが浮かぶ風景は、のどかで心を落ち着かせてくれます。特にお勧めの時間帯は朝。朝日が海に反射してキラキラと輝く風景を、一度は見ていただきたいですね。
JR鳴門駅のすぐ近くにある「酒肴彩はんなり」は大好きな居酒屋さんです。日本料理屋で修業したご主人が腕を振るって、ご夫婦で切り盛りしている隠れ家的な居酒屋さんですが、地元で採れた旬の食材をたっぷりと使った和食がとても美味しく、それに合わせたお酒も格別。地元で捕れた新鮮なお刺身も本当に美味しいです。私は県外からお客さんや友人が来た際は、このお店に連れて行くんです。みなさん、とても喜んでくれます。
徳島に移住してまだ数年のわたしが地元のソウルフードを語るのは難しいんですが、わたしにとって思い出深い味は、徳島ブランドのさつまいもなると金時でしょうか。皮は薄く金時豆のような鮮やかな紅色で、中身は濃い黄色、ホクホクと粉がふいたような肉質で、その甘さは格別です!実はわたしの店のイチオシスイーツが、地元の農家さんから仕入れた、なると金時に自家製生キャラメルとカスタードを混ぜたクリームを、手焼きのサブレにたっぷりサンドした「月へ鳴門へ」というお菓子なんです。甘さが際立つ、なると金時だからこそ出来た当店自慢のスイーツも併せてお勧めします!
なんと言っても、豊かな自然と美味しい食材が魅力的だと思います。仕事の都合でいろいろな地域での生活を経験しましたが、「ここにずっと住みたい」と思ったのはこの場所だけでした。四国には、ここでしか味わえないオンリーワンの魅力がたくさんあるんだと思います。
四国でしか味わえない「心地よさ」を味わってください。