- 今回の紹介者
- 職業／クリエイター
村上 モリロー
Moriro Murakami
香川県のクリエイター。株式会社人生は上々だ 代表。「クリエイティブ開国宣言」 と「志主義」を掲げ、ブランディングデザインと PR 基点のコミュニケーションを軸に、企業や自治体の課題解決から社会問題への取り組み、地場産業や伝統工芸の再生まで、手がける領域は多岐にわたる。 地元、高松市牟礼町役戸自治会。役戸太鼓台の日本酒頭。ちなみにバンド名も「日本酒頭」で、ボーカル担当。バスケットボール、NBA、レイアレン、ウェスト ブルックをこよなく愛する。
香川県知事公室情報発信参与・香川県オンライン広報参与。
Lexus New Takumi Project2016 香川県代表。
香川短期大学 非常勤講師。
■ 讃岐の推し職人を発掘するための合同展示会「SANUKI ReMIX」の総合プロデューサーを務める。
■ Lexus New Takumi Project2016 にて 5 人の注目の匠に選ばれた作品「桐下駄 ZANSHIN」のクリエイティブ・プロデュース。
■ 2013年3月にはクリエイター集団「瀬ト内工芸ズ。」発足。「クリエイティブで瀬戸内をオモシロくする!」をスローガンに掲げ、クリエイターと企業のマッチングイベント「瀬ト B マッチング。」や、学生限定のキャッチコピーコンテスト「平賀源内甲子園」などのイベントを開催。
なんといっても是非お勧めしたいのは、地元高松市牟礼町の秋祭り「白羽秋季例大祭」です。高松市の東方面にある牟礼町の白羽神社で行われる秋祭りで、ちょうさ(太鼓台)や獅子舞などが自治体から多数参加します。大きなお祭りではありませんが、ちょうさや獅子舞の動きが派手なのが特徴です。50人以上の法被を着た男たちがかき上げたちょうさが、砂埃を巻き上げながら空を舞う姿は圧巻です。出店もたくさん出ていて日本の原風景を体現できると思います。
私はやはり地元が好きなので、四国八十八箇所霊場の第八十四番札所「屋島寺」がある屋島山上から瀬戸内海を見渡す風景が好きですね。特に源平合戦屋島の戦いで、那須与一が扇の的を射たとされる古戦場を山上から見渡す景色は素晴らしく、世界一の銘石庵治石の大丁場も同時に眺められるので、高松市の文化と歴史を一目で感じることができます。
三木町にある「麦縄の里」には是非行ってみてほしいです。ここには伝統的な製法で30時間以上かけて作る本物の手延べそうめん(すする)や、プラントベースのハンバーガーショップ(ほーぷバーガー)など、自然や地域と共生したお料理を提供するお店が集まっています。
香川といえばありきたりですが、讃岐うどんは外せませんね。とはいえ、有名店は誰でもリサーチできると思うので、僕のおすすめのメニューを紹介します。「ひやかけ」です。冷えた出汁の冷たいかけうどんです。僕は真冬でも冷やかけを食べますが、実は冷やかけはお店ごとにかなり個性が違います。特にひやかけの美味しいお店は麺の硬さが全く違います。
「香川県庁舎」は、丹下健三の建築として重要文化財にも認定された素晴らしい建造物です。デザイン的に素敵なのはもちろんですが、建てられた当時の香川県知事であった金子氏らによって、香川県をデザインで盛り上げようと尽力した、その当時のパワーを感じます。クリエイターとしては力をもらえる場所です。
人の近さと四県の文化の違いでしょうか。特に香川県は日本一小さな県なので、人と人との距離が近く、何か新しいことにチャレンジするには最適の地域だと思います。四県の違いは、これは実際に四国に来て、出会って知ってもらったほうが面白いと思います。限られた島の中にある四県ですが文化も人の考え方もかなり違うので、40年以上住んでいる私でもいまだに面白い発見があります。
四国の魅力は人です! 面白い人紹介しますよ!
