- 今回の紹介者
- 職業/自然体験活動の企画運営
松野 陽平
Yohei Matsuno
香川県在住。自然体験活動の企画運営「絆創工房」代表。
一般社団法人 かがわガイド協会 理事。
ロープを使い老若男女が簡単かつ安全に木に登れる、「ツリークライミング」体験 や、14 泊15 日の子どもキャンプ、自転車で回るさぬきのめざめ収穫の体験など多種多様な自然体験活動の企画運営、および体験スタッフの育成研修、フィールド整備等を行っている。
中でも、2008 年から始めたツリークライミングが得意。
「ツリークライミング を体験すると、森の見方が変わる。」
多くの人にツリークライミングを体験してもらい、普段は身長の高さからしか見たことがなかった森の中の景色を、木の上から体感することで、森の見方・楽しみ方の広がりを感じてほしいと語る。
東かがわ市にある「田の浦野営場」です。無料の野営場で、芝生広場が広がっていて、すぐ目の前が海なんですね。また、アメリカフーという17,8 メートルくらいの樹木がたくさんあるので木陰がたくさんあるキャンプ場なんです。あのロケーションが無料で楽しめる場所はあまり無いと思います。
島に渡る時のフェリーから見える景色がやっぱり面白いなって思います。渡る島によって航路が違うので、見え方が変わったりするんです。フェリーもですが、株式会社「風向」さんがカタマランヨットというヨットで遊覧するツアーをやっているんですよ。18 人乗れるヨットで、室内もあるしネット(ハンモック)もあって、それに寝転がって潮風を感じながら見える景色も全然違いますね。他にも、鯛ラバっていう鯛を釣る漁船や、SUPなんかでも見える景色が違うので面白いです。
「ふる里うどん」といううどん屋さんです。もちろんうどんが美味しいのですが、それだけでなく“人”がとても魅力的で。チャレンジ精神旺盛というか、メニューをどんどん試そうとしている。王道もあるけど、王道じゃないところを試してお客さんに楽しんでもらおうというところ。…というのもあるし誰かがチャレンジしようとしているところを応援してくれるお店なんですね。僕もそれにすごく助けられたことがあって。昔「うどん× ロゲイニング」という大会(※2013~2016 年に計6 回開催。制限時間内にエリア内にあるうどん屋を巡り獲得した得点を競う。)を企画した際、最終的には全国から参加者が集まってくださったんですが、最初は全然集まらなくて。そんな時に「面白そうだからやったらってみたら!」って背中を押してくださったのが「ふる里うどん」さんだったんです。そういった人柄が出ているうどん屋さんです。
さぬきのめざめ(※香川オリジナル品種のアスパラガス)をぜひ紹介したいです。僕自身、県外に行く時とかは、お土産に買って持って行っています。おすすめの食べ方は、丸ごと天ぷらにして食べるのが良いですが、丸ごとは長いので大きなフライヤーが無いと揚げられないですね(笑)(※松野さんは収穫体験で収穫したさぬきのめざめを市場のうどん屋さんに持ち込み、天ぷらにして讃岐うどんと一緒にいただく体験ツアーも企画。) 他にも、豚バラで巻いて、ホットサンドメーカーに敷き詰めて焼くのもおすすめです。
三豊市の志々島。人口が17 人(※2022 現在) の島なのですが、映画「機関車先生」のロケ地にもなった場所で、樹齢1200 年の大楠があるんです。とても大きくて眺めているだけで1時間でも2時間でも過ごせそうな場所なんですね。人があまり住んでいないし、他の島ほど多くの観光客がいるわけでもない。けどすごく見所がある島です。
四国って小さい。けど実は、小さいながらぐるっと回ると結構いろんなところを旅できるくらいのちょうどいい大きさ。ちょっと旅する、ちょっと冒険するということができるコンパクトさが魅力。なのでぐるっと一周してもらいたいです。香川泊まって、愛媛泊まって、高知泊まって、徳島泊まって。島だからある一周感みたいなのが面白いかなって思うんですよ。下道でも高速でも、すぐいけます。キャンプしながらとかでも結構楽しいです。その時にそこの食材で楽しむみたいなのをやるとかもおすすめです。
急いでいても、ゆっくりでも、一周できる場所。
獲れる魚なんかも四県で全然違って美味しいので、ぜひ、ぐるっと一周してみてください!